地方役場の作例 ⑤  塗装

本日 弊社配送センターは非営業日ですが

出荷担当の関根です。

前回 地方役場の作例 ④  本体・小物のやすりがけまで進みました。

今回は 塗装 までのご案内です。

やすりがけ、下塗りの後

塗り壁から塗装しました。

漆喰(しっくい)の壁と設定して白をイメージしながら塗装しますが

模型で表現する際、真っ白はまぶしすぎると考えて

GMカラーNo,14 灰色9号 をベースに

GMカラーNo,21 アイボリーA(小田急車両他用)を足した塗料を

準備して、下塗りの黒を活かしつつエアブラシにて塗装しました。

白壁部分をマスキングします。

タミヤ マスキングテープ 6mmと18mmを使って

モールドに沿って貼っています。

隙間ができて 塗料が吹き込まないように注意しながら

マスキングテープを楊枝でモールドをなぞった後、

モールドをガイドにし デザインナイフで切れ目を入れます。

余分な部分をはがして準備完了です。

再度 黒のスプレーを軽く塗装して板張りの塗装準備完了

黒を塗り重ねる理由として、下地に明暗のばらつきがありますと

次に塗る壁の色の発色が変わってしまう為です。

本体板張り部分を

GMカラーNo,30 ライトグリーンA(東急車両他用)と

GMカラーNo41 ブルーC(伊豆急車両他用)を

GMスプレーNo,34 ライトグリーンB(京阪車両他用)より

やや薄い緑色をイメージして混ぜ合わせ

ここも下塗りの黒を活かしつつ、

建物上方向からのみ、エアブラシにて吹き付けて塗装しました。

この製品の下見板表現は段差があまりありませんので

壁パーツに対して正面から塗装せず

壁パーツとエアブラシを寝かし、壁板モールドに影を表現できるように

注意しました。

写真上にある小パーツも同色ですので同時に塗装します。

白壁と同じ要領でマスキングします。

マスキング後 黒のスプレーを軽く塗装し その後

GMカラーNo,19 ベージュA(西武車両他用)にて

窓枠と柱部分を建物上方向からのみ塗装しました。

土台の塗装に進みます。

建物の基礎部分を残して、マスキングテープを貼った後、

GMカラーNo,9 ねずみ1号を主に使い

GMカラーNo,19 ベージュA(西武車両他用)と

GMカラーNo,21 アイボリーA(小田急車両他用)を

コンクリートをイメージしつつ様子を見ながら塗り重ねました。

土台部分の塗装が済んだのでマスキングテープをはがします。

本体の基本塗装まで済みました。

屋根の瓦部分以外と玄関他小パーツを

No,14 灰色9号に 少量のNo,37 白3号を足した塗料で

下塗りの黒を活かしつつエアブラシにて塗装しました。

本体と同様に白く塗装した部分をマスキング

屋根下の細い部分は1mm幅のテープを使っています。

小物パーツですが 塗料が吹き込まないように注意し

本体同様 ゆっくりていねいに行いました。

大きいドーマー構成パーツを

接着剤を使わずに仮組みして 隙間が無いか確認しています。

パーツ裏側に突き出しピン跡がありますので

隙間ができそうです。

デザインナイフを使て平らに処理しておきました。

再度仮組みして確認後 プラスチック用接着剤を塗り

接着後 再度黒く塗装しました。

火の見やぐらは組立イラストを参考にしながら

地方役場屋根に載せられる様加工しました。

単体で発売中の製品と同じパーツですので

詳しくは関連記事にて確認できます。

火の見やぐら やぐらの組み立て①

やぐらには

パーティングライン(線状の凸)がありますので棒やすりで平らにします。

やすりがけの後は古ハブラシでけずりカスを取り除きました。

小パーツはランナーをニッパーでおおまかに切り取り後、

デザインナイフと棒やすりで仕上げました。

組立イラストどおりにパーツの準備ができましたので

塗装工程を考えて組み立てを済ませます。

小加工してみました。

塗装後のパーツを切り出し、ゲート跡を処理の後

火の見やぐらキットに付属しているスピーカーの

ラッパ部分を更に実物の形状に近づける為

パーツ断面をデザインナイフの刃先を使って

薄くなるように加工しました。

1・処理前

2・処理後 正面から見た場合の印象が良くなりました。

屋根は

下塗りの黒を活かしつつ様子を見ながら

GMカラーNo,9 ねずみ1号にて塗り重ねました。

瓦部分と それ以外では素材の違いに気をつけてみました。

小パーツの塗装に進みます。

玄関の柱下部分と屋根飾りを

GMカラーNo,13 緑2号

玄関用の看板と、火の見やぐら付属の半鐘と風見鶏を

GMカラーNo,2 ぶどう色2号

時計と煙突、やぐらを

GMカラーNo,39 アルミシルバーで塗装

煙突とやぐらは

GMカラーNo,2 ぶどう色2号

GMカラーNo,17 オレンジA(近鉄車両他用)

GMカラーNo,19 ベージュA(西武車両他用)

各色を使って塗り重ねてみました。

掲示板・百葉箱・花壇の看板・スピーカーを

GMカラーNo,21 アイボリーA(小田急車両他用)

それぞれを上方向から塗装

門は下塗りの黒を活かしつつエアブラシにて

GMカラーNo,2 ぶどう色2号と

GMカラーNo,19 ベージュAを薄く塗り重ね、

門柱も黒色の上にGMカラーNo,19 ベージュAを

薄く塗り重ねました。

出入口・裏口ひさし・門の土台を

GMスプレーNo,9 No,14 No,19 No,35 の各色を使って

様子を見ながらまぶし塗装をしてみました。

※まぶし塗装・・・正式な呼び名はわかりませんが、べったり塗らずに

ふわっとかぶせるような スプレー塗装法です。

車両をスプレー塗装する際は15cmから25cmぐらいですか

それよりも距離を少し離して、軽く吹きつけて塗り重ねて行きます。

その後、門の開閉する凹み部分を

GMカラーNo,35 ダークグレーにて軽く塗り重ねました。

製作サンプルとして別の塗装をしてみました。

壁をGMカラーNo,4 クリーム色4号

柱はGMカラーNo,20 ラズベリーA(西武車両用)をベースに

GMカラーNo,19 ベージュAを加えた塗料を使って塗装してみました。

実物例

取り壊しが決まっていた病院です。

塗装の傷み具合まで再現できたら、楽しそうです。

窓ガラスパーツの加工に続きます。

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