方向表示の変遷(211系5000番台)

こんにちは、秋葉原店の竹内(秀)です。

本日は211系5000番台で。
こと5000番台に限ると関東エリアでは、
静岡で運用されているLL編成(3両)が人気が高いのですが
もともと、というか現在でも名古屋から信州へ向く中央西線が運用の中心。

少し前の話ではありますが「1次車」製品も発売になっていますので、
この辺りも含めてお話をば。

211系5000番台は製造時期の違い、を基準にすると大まかに4パターン。
細かく見るとトイレ付クハ(5300番台)、低屋根クモハ(5600番台)、
2両編成のクモハ(6000番台)などありますがとりあえず置いておいて。
1次車の最大の特徴は側面行先表示がLEDであることです。
211系5000番台1次車・中央西線
30772 3両編成セット(動力つき) ¥17,700-
30773 3両編成セット(動力なし) ¥13,800-

ただし細めの表示窓(横のオレンジ帯と同じサイズ)+LED、
で視認性の問題から後に細め表示窓+幕(2次車)、
太め表示窓+幕(3次車以降)と変わっています。

これ以外の中央西線の編成を見ていくと在庫があるのは以下の通りで、
211系5000番台
30682 3両編成セット(動力つき) ¥16,700-
30684 4両編成セット(動力つき) ¥19,700-
30685 4両編成セット(動力なし) ¥16,800-
このあたりは側面表示は全車が幕です。
特に4両編成に注目すると・・・。

編成中で車番、揃ってませんよね。
これ、間違いではないのです。

編成にトイレ付の車両が必要、ということで製造した編成(3次車以降)。
このさいに組み替えを行って、
「1・2次車のサハを組込んで4両に」や
「2次車4両編成の先頭車(クハ)と交換」の結果なのです。
(画像はトイレ付の車両、床下のタンクが目印です)

ここで前段の側面表示の話に戻すと、
「編成中で表示幕のサイズが違う」とか
「表示が幕の車両とLEDの車両の混結」が生まれることになります。
ちなみに製品では基本・増結両セットとも
「クハだけ表示幕が大きい」編成です。

こういうちょっとした、
でも「見ればわかる」違いは模型では重要なところで、
見つけられるようになると例えば特定の編成を作ろうというときの
再現度を上げる手助けになります。

時期もあって移動する機会も多いかと思われますので、
列車に乗る前、降りた後など気にとめてみてはいかがでしょうか。
見られるうちは実物が最高の資料です。

皆さまのご来店、心よりお待ちしております。

Comments are closed.