継電箱の作例  No,2181 キュービクル・継電箱・地上子 まとめ

 出荷担当の関根です

未塗装ストラクチャーキット

No,2181 キュービクル・継電箱・地上子の中から 継電箱を紹介させてください。

 

継電箱とは継電器(リレー)が収まる箱で、もっとも一般的なものは電磁石を利用して接点の開放、閉成を行う電磁リレーという電気によりスイッチのON/OFFを行うものです。

主な用途は
1.信号制御用
  信号灯回路の開閉や軌道送電用
2.連動装置用
  継電連動装置の連鎖や電子連動装置の信号機器との情報のやり取り用
3.軌道回路用
  軌道回路に設備し、列車検知用
4.踏切装置用
  踏切遮断機や障害物検知装置の制御用
そのほかに、ATS・ATC用、CTC用、電源切替用、転てつ機用などがあり、色々な継電器が信号保安装置に使われています。

 

No,2181  キュービクル・継電箱・ATS地上子 ¥630(税込み)

キュービクルの作例

ATS地上子の作例

こちらもあわせてご覧ください。

 

同じランナーが3枚入っており、1セットで継電箱は

踏切用6ケ、信号用6ケの計12ケ製作できます。

 

まず下塗りの為

GMスプレーNo,10 黒にてランナーごと表裏を塗装しました。

 

プラスチック用ニッパーでゲートを切断します。

ランナーから切り出しました。

1つの箱は2ピース構成です。

まずは接着剤を塗らずに仮組みし、パーツの合いを確認します。 

 

貼り合わせ部分を より平らに処理

ゲートの向きに注意します。

1・形状は正しいのですが、左右にゲートがあります。

2・ゲートの向きを1方向に合わせています。ゲート処理が楽に行なえますので

 この方向での接着をお奨めします。

  

プラスチック用接着剤を適量塗り

形状のずれに注意しながら強く貼りあわせます。

 

流し込み接着剤を併用するのもおすすめです。

流し込み接着剤で貼りあわせる場合は

パーツを貼りあわせた合せ目に、多めに流し込み、その後強く貼り合わせます。

はみ出しは気にせずそのまま乾燥させます。

 

接着剤が乾燥しましたら合せ目を処理します。

真上から見て四角になるように

パーツにある抜きテーパー分の傾斜をまずデザインナイフを立てて削り

次に平やすりを使って仕上げました。

 

平ヤスリがけの後、

上面が丸い所を紙やすり400番で仕上ました。

塗装準備の為、古ハブラシで削りカスを取除きます。

 

土台パーツを切り出し

こちらもゲート跡と抜きテーパーをやすりで処理します。

1・未処理

2・わかりにくいですがテーパー角度処理後

 

以下小加工例です

屋根が乗っている継電箱があります。

実物を参考に再現してみます。デザインナイフで切れ込みを入れて

平ノミで掘り込みました。

 

正面長四角のモールドを低くする為、デザインナイフで削ぎました。

 

開閉用の取っ手は細く、本体より浮いて見えます。

再現の為、プラスチック用カッターを使い

取っ手側面を掘ってみました。

1・掘り込み前

2・掘り込み後

 

パーツ整形、小加工が済みましたので再度下塗りの黒を塗装しました。

 

黒塗装後に発見した整形不具合部分を修正し、再塗装 

 

以下 追加加工例です。

複数並んだ継電箱も良く見かけます。これを再現する為

プラ板を用意して

土台を切り出しました。寸法はイメージ先行で図面はありません。

かさ上げ部分を流し込み接着剤で固定しました。

 

自作分も含め、土台もパーツ整形後再度黒塗装し

GMスプレー各色を使い様子を見ながらまぶし塗装しました。

 

1・スプレーまぶし塗装のみ

2・エアブラシにてGMカラーNo,19 ベージュA(西武車両他用)を

  極薄く塗り重ねています。

 

本体をGMカラー各色を使いエアブラシにて下塗りの黒を

活かしつつ徐々に塗り重ねました。

 

新品時は黒で塗装されていたものが、サビてきた状態をイメージして

GMカラーNo,2 ぶどう色2号を黒の上に軽く塗り重ねたもの

 

更にサビが進んだ風をイメージしてNo,17 オレンジA(近鉄車両他用)を

軽くふわっと重ねてみました。

 

黒の上から軽くグレーを吹きつけ経年変化で色褪せたものをイメージしました。

 

ゴム系接着剤で土台に接着して

並べて確認しました。

傾いていていたら箱の底を平ヤスリで水平に注意しながら再度処理します。

 

1・未処理

2・小加工で屋根・取っ手を加工したもの

 

小加工の続きです 

難しい記号が沢山標記されています。

それっぽく再現したいのでキット付属インレタを準備し・・

細かい標記を楊枝でこすって・・・・・

んー・・・・継電箱が小さく、動いてしまうのでやりづらい・・・

そこで両面テープを用意して

両面テープの上に乗せて転写しました。

雰囲気だけですがこうなりました。

 

自作の土台に接着して

できました

取っ手側面の掘り込み効果ですが、いかがでしょうか。

設置イメージです

これで完成としました。

 

 

No,2181  キュービクル・継電箱・ATS地上子 ¥630(税込み)

1セットで製作できる内容です。

じっくり時間をかけて組み立てる作例紹介でした。

 

 

同じランナーが3枚含まれる製品です

上写真は1枚のランナーで製作できます。

 

 

・・・そんなに小アクセサリーに時間はさけないよー・・・という方へはこちら↓

▼No,2520 着色済みキュービクル・継電箱・地上子 ¥735(税込み)

薄緑塗装済み         ベージュ塗装済み  (成型色 グレー)

製品内容

薄い緑色とベージュに塗装済みのランナーと白で塗装済のATS地上子が含まれています。

キュービクル各色 1ケ 計2ケ  ATS地上子 12ケ  

踏切用継電箱 各色2ケ 計4ケ  信号用継電箱 各色2ケ 計4ケ

 

 

No,2179 線路際のアクセサリー 作例につづきます。

 

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