線路際のアクセサリー 距離標 他 作例

 出荷担当の関根です

No,2179 線路際のアクセサリーキットの中から

距離標・速度制限標・速度制限解除標 他の作例紹介です。

 

距離標 Wikipediaより抜粋

距離標とはその路線の起点からの距離を示します。

甲号距離標


1km毎に設置されキロポストとも呼ばれています。1.2m程度の白い柱で、側面に黒い文字で距離の数字が縦に並べて書かれます。

 
乙号距離標


0.5km単位の位置に設置され、0.9m程度の柱の側面に「1/2」と大きく、柱の下方に小さくkm単位の距離の数字が書かれています。
 

丙号距離標


0.1km単位の位置に設置されます。大きさや形状等に規定が無いため、路線により形状は異なります。一般的に100mの位の数字が大きく書かれ、km単位の距離の数字は小さく書かれているか省略されます。

No,2179 線路際のアクセサリー ¥700(希望小売価格)

1セットで

距離標(大)×12ケ 距離標(小)×12ケ 

速度制限標×10ケ 速度制限解除標×2ケ が成型品として含まれています。

 

 

パッケージ裏には組立説明書の他に 切り抜いて使用する標識があります。

基礎部分に突き出しピン跡(小さな丸い凹み)がありますので処理します。

ここは埋めるのではなく

平ノミを使って平らにしました。

距離標側面の直線が出ていない部分を少々削ります。

距離標基礎部分は実物に無い場合もありますので再現してみました。

プラスチック用ニッパーとデザインナイフで大まかに切り取り、

平やすりで仕上げました。(勾配標も同じ処理をしました)

 

下塗りでGMスプレーNo,10 黒 をランナーに付いたまま表裏を塗装

 

ここでランナーを切断し、整形の不十分な場所を再度やすりがけをしました。

 

速度制限標の表面は塗りわけラインとヒケがありますので

平らにやすります。

 

前回ご紹介の勾配標作例 と同様に

下塗りの黒をそのまま活かす為、マスキングゾルを筆塗りしました。

 

マスキングゾルゾル塗布のあと、標識を塗装しました。

GMカラーNo,37 白3号と No,21 アイボリーA(小田急車両他用)を

使っています。

この流れの写真を撮り忘れたのでランナー状態が違います。

 

エアブラシにて塗装しています。

判りにくい写真ですが、塗り重ね回数を変えています。

1・白と判るぐらいの発色を意識して塗装したもの

2・下塗りの黒を活かし、やや薄く塗装したもの

 

マスキングゾルをはがします。

約12時間水に浸けた後、古ハブラシを使ってこすり ゾルを剥がしました。

マスキングゾルがうまく塗れておらず、黒のラインが歪んだ部分を修正しました。

 

これで基本塗装が済みました。

 

キット付属のステッカーを準備します。

ステンレス定規と新品の刃を付けたデザインナイフを使って

丁寧に切り出します。

 

数字部分を貼って、ひとまず完成です。

 

製品パッケージに標識の印刷がありますので使ってみます。

直線部分はステンレス定規とデザインナイフを使い、印刷ぎりぎりのラインを切り出しました。

まず同じ寸法の部分をステンレス定規を使って帯状に切り出し、

切断時 短い距離部分は定規を使わずデザインナイフで押し切りました。

 

キット内には切り抜きパーツ用の支柱は含まれていませんので、

本キットのランナー(部品を切り取った後残る棒)を温め、やわらかくなりましたら

両端を引っ張ります。

ゆっくり引っ張ると太くなり、すばやく引くと細くなりますので

必要とする太さをイメージしながら行ないます。

火の取扱いには十分ご注意ください。

 手元にあった他社製キットの白いランナーで作ってみたかったのですが

ABS樹脂の為うまく引き伸ばせんでした。

 

必要な太さ、長さのものができましたら切り出して、

ゴム系接着剤にて貼り付けました。

 

以下小加工例です。

三角の標識を切り出したので、列車停止標にしてみたくなり

ステッカーの数字部分を貼って混合列車用の標識に見立ててみました。

 

同じく標識を切り出した時にできる不要部分を使って、

電車・気動車用の停止標もつくれます。

 

勾配標の加工でも使った

No,2109 鉄路柵(コンクリート)14本入 ¥500(希望小売価格)

を土台として使ってみました。

 

柵の端にドリルで穴を開け標識を接着した後、必要になる土台部分を切り離しました。

小さい標識が駅の雰囲気を盛り上げてくれると思います。

  

レール周辺には距離標の他に、

白く塗られたレールを良く見かけますので

レール断面がリアルな

ロクハン製 Zゲージのレールを準備して、

必要な長さに切り出し、

金属なのでプライマーを塗装の後、

GMカラーNo,21 アイボリーAを塗装しました。

▼設置イメージ

 

小加工例は以上です。

本編に戻りまして、

黒い部分が模型然としてるので

左・塗装前

右・GMカラーNo,14 灰色9号を極薄くエアブラシで吹きつけました。

写真左側はGMカラーNo,19 ベージュA(西武車両他用)を

更にエアブラシで吹き重ねてみました。

 

これで完成としました。

 

 

 昔話です。

1・旧品番No,74時代は付属ステッカーは無く、車両用インレタを使っていました。

  インレタの性能は現在ほど良くはなく、苦労して数字の表現をしていましたが

2・現在販売中の新品番No,2179に変更された時点でステッカーが付属され

  手軽にリアルな標識が製作できるようになりました。

写真は現在の高性能インレタ

カタログ・パッケージ写真のサンプルは、

インレタシートからデザインナイフの刃先で数字をすくい、

所定の場所に置いて塗料の薄め液をほんの少し塗って再現しました。

数字が自分の息で飛んでなくなったり、狙った位置に固定できず苦労しました。

 

以下実物例

JR大宮駅内  高崎線基点の0キロポスト

 

東武伊勢崎線 春日部駅付近

新品・未使用の標識がありました。黒い部分はかなり深くまで埋まっているようです。

 

 

工具入れの作例(丁寧編)につづきます。

 

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