昨年半年の広告より【カラーで見てほしい!】

大山のGM本社より、広告担当の片桐がお送りします。
弊社のRM MODELS広告がモノクロに変わって暫く経ちますが、
撮り下ろした写真は当然カラーである訳で、掲載後は再生産でもしない限り
使う機会は少ないのが実情で、この場所を借りまして
昨年後半半年分をカラーでいくつかご笑覧いただければと思います。


まずはモノクロに変わった当月である6月から。

■6月

211系6000番代

211系5000番台シリーズの2両口、6000番台です。
御殿場線の国府津行として2連で小田原市内を走る姿をイメージしています。
製品は既存の5000番台車をベースに床下機器をはじめ
側面・妻面・屋根に至るまで新規金型を奢った、地味な題材ながらなかなかに
手間暇のかかった一品です。
なお架線柱にオレンジの帯を巻いてありますが、これはJR東海区間で見られる
感電防止のための印で、本来はビームより下に位置するのが正解の模様です。

 

■7月

東武6050型リバイバルカラー

6050系はもともと6000系の車体更新車ですから、このツートンが似合って
当然なのかもしれませんが、しかしながら前面のブラックフェイスの処理を
どうするかが最大のポイントであったかもしれません。
結果として、違和感のない仕上がりになったと言えるのではないでしょうか。
写真は有名撮影ポイントをイメージしています。

京急新1000形すみっコぐらし号

鶴見川を渡るすみっコぐらし号。実は製品化発表時のポスターの写真に
敬意を表し、そのまま再現したものです。行先表示は製品に収録してあります
「貸切」とし、すみっコぐらし号デビュー時の特別運行を再現しています。

■8月

JR103系播但線 銀の馬車道 ラッピング列車

「銀の馬車道」と言うとなんだか朧気なイメージですが、
現代の高規格幹線道路の原型とも言えるもの。
明治初期、それまで歩道しかなかった日本に花開いた車道の幕開けです。
生野銀山と飾磨港を結ぶこの道は、播但線の先輩と言えるものです。
写真は山が迫り、電化の限界(トンネル断面の関係で)である
寺前あたりの雰囲気。留置車を含めて3色並ぶタイミングもあったのでは。
個人的にはキハ41(こちらも馬車道ラッピングあり)を置きたい所です。

東武70090型 THライナー

先に登場していた日比谷線直通用の70000型をベースに、
マルチシートを搭載して登場した70090型。車体の形状は同一ながら
塗り分けを変えることでかなり趣のちがう表情を見せています。
製品の行先は当然THライナーの久喜行きですが、そうなると写真は
どんなに早くても夕方以降を再現しなければならず、
その光線の再現にほとんどの労力を費やしています。
南千住あたりの雰囲気でしょうか。

■9月

近鉄2013系観光列車 つどい リニューアル後

湯の山温泉が開湯1300年を迎えるのを機に、それまでの伊勢市~賢島から
名古屋~湯の山温泉間へリニューアルの上転勤した姿。
勇ましい前面方向幕を撤去し、ツートンカラーに塗り替えられると
一気にレトロムード溢れる姿になりました。
さて近鉄湯の山線、その路線名とは裏腹に沿線風景はさほど名古屋線と
変わらず、終点近くになってようやくそれらしいムードになる路線のため、
写真も終点に到着するシーンをイメージしています。
この辺りは初期の「男はつらいよ」のロケ地でもあります。

名鉄2000系エヴァンゲリオン特別仕様ミュースカイ

言わずと知れた90年代の名作「エヴァンゲリオン」のデザインを纏った
ミュースカイ。よく似合っております。
写真は空港線をイメージ。大きめな空だけの背景を特製しています。

■10月

東急電鉄3020系 目黒線

将来、東急新横浜線を経て相鉄へ乗り入れるとか噂される3020系。
モノクロでは田園都市線2020系と見分けがつきません。
したがって風景で「目黒線」を再現するしかないんですが、
3階建てのミニ戸建てや、古めのビルが建てこんだ
城西地区っぽい雰囲気にしてみましたが、果たして。

■11月

西武30000系 コウペンちゃんはなまるトレイン

なんでも肯定してくれるコウテイペンギンのコウペンちゃん。
淡緑色ベースのボディにコウペンちゃんをちりばめた西武30000系は
実際目にすると可愛らしいものです。
写真はブログ担当の山口くんが撮ってくれました。

■12月

西武20000系 池袋線・白ライト

長らく抜けていた1/150ワールド西武電車の「穴」、20000系の登場。
まずは池袋線用の10連、現行仕様の白ライトからです。
写真は入間の航空自衛隊付近をイメージしています。
格納庫に見立てたバス車庫と、プラント工場のタンク類でそれらしく。
いにしえのGMマニュアルではないですが、
飛行場・基地と鉄道のモチーフはもっとあっていいと思います。
ヒコーキ本体がなくても高いフェンスとバス車庫とタンクと、
草原と樹木で充分雰囲気が出せます。

東急電鉄1000系1013編成 緑の電車

「池多摩」のツートンとグリーンがようやく揃いました。
発表時の実車撮影で、なかなか並びそうで並ばず、おまけに
東横線のグリーンと上下で並んでくれたりと楽しいシーンを見ましたが
綺麗に並んだのを撮れたのは、数か月後の会社の机の上でした。

以上、駆け足で半年分を張りましたが、やっぱりこの遊び(仕事!)は
楽しいです。ガチガチに作りこんだジオラマもいいですが、
その場の気分で「それらしく場所をつくって飾る」のも
実に気楽でいいものです。
急カーブを無理やり曲がるエンドレスレイアウトもいいですが、
ただ「置いて愉しむ」のもアリだと思います。

(動力車はユニバーサルジョイントを外せば走らなくなります)

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