☆☆☆室内照明ユニットの組込み(その2)

本社・商品企画部の牛久保です。
今回は室内照明ユニットの組込み(その2)を紹介します。

☆製品に同梱されている「室内照明ユニット(狭幅・白色)共通取扱説明書」の内容に沿って組立て方を解説します。

☆まずは、作業前に共通取扱説明書を一通り読んで、注意点や、作業の流れを知っておきましょう。

■取扱い上のお願い/製品を取り扱う際の重要な注意事項が書いてありますので、必ず読んで内容をご理解願います。

■記号の見方/作業の際に注意すべきことや、組み立てる際に部品の向きに注意することがありますので、説明書内に記号と注意文があります。必ず注意文の内容にしたがって作業をしてください。

■パーツリスト/ご使用の前に、部品の不足や破損がないか、パーツリストの図と数量と照らし合わせてお確かめください。※共通取扱説明書のパーツリストは1両分のパーツ数量です。したがって「2本入り」セットはパーツリストの数量×2、「4本入り」のセットはパーツリストの数量×4となります。

 

■1.車両への取り付け前の準備

①使用する工具

※工具の詳細については「室内照明ユニットの組込み(その1)」を参照願います。

☆☆☆室内照明ユニットの組込み(その1)

※ニッパーは必ず「金属用ニッパー」を使用してください。

 

 

②基板カット位置の確認

※カットライン(基板裏面の黒線)以外の場所で基板をカットすると点灯しなくなる場合がありますので、必ずカットラインの場所でカットしてください。

 

③基板のカット(1)

☆基板はたいへん固い材質のため、ハサミやカッターナイフではカットできません。共通取扱説明書の手順にしたがってカットしてください。


▲ボディから床下を外し、床下の集電部と、室内照明ユニットの集電部を写真のように並べたときに、ボディからはみ出してしまう部分
(写真の黄色線より右の部分)をカットする必要があります。(反対の端部も同様です。)

※ただし、カットしても良いのは基板裏面のカットラインの部分だけですので、写真の場合は黄色線の部分でカットするのではなく、その左側にみえるカットラインでカットすることになります。

 

▲基板の裏面のカットラインでどの場所をカットするか決まったら、基板の表面にも裏面と同じ位置にボールペンや油性ペンなどでカットラインを書き入れておきます。

 

▲Pカッターによるカット用の溝彫り(基板裏面)
☆ステンレス定規をカットラインに合わせて置き、Pカッターで基板裏面にV字状の溝を彫ります。

 

▲Pカッターの説明書の一例/
※①の図にあるように定規に沿わせて切り(彫り)ます。ただし、説明書は「プラスチック板」を切断する場合について説明していますので板厚の半分以上かき切るとありますが、室内照明ユニットの基板は後でニッパーを使ってカットするために深さ0.5mmくらい彫れば十分です。

※基板は②の図のように、手でパキッとは切れませんので、金属用ニッパーを使ってカットします。

※繰り返しますが、室内照明ユニット基板は大変硬いため、一般的なカッターナイフでカットしても切れません。また刃が折れて飛んだりして危険ですので、必ずPカッターを使ってください。


▲Pカッターによるカット用の溝彫り(基板表面)
☆ステンレス定規をカットラインに合わせて置き、Pカッターで基板表面にV字状の溝を彫ります。

▲基板の表面・裏面にV字状の溝が入った状態

 

④基板のカット(2)

▲Pカッターで掘った基板の表面・裏面のV溝にニッパーの刃を合わせてカットします。

▲カットした基板が勢いよく飛ぶことがありますので、ごみ袋や紙袋の中で作業してください。

 

※室内照明ユニット基板は大変硬いため、プラスチック用ニッパーで基板をカットすると刃がこぼれて切れなくなりますので、必ず「金属用ニッパー」を使ってください。

▲基板カット後の状態
☆カットラインの位置でカットしたので、基板上のLEDや抵抗が破損したり、断線することなくカットできました。

※カットした部分が毛羽立っていたり、鋭角だと思わぬケガをするかもしれませんので、ヤスリがけしておくと安心です。

▲ヤスリがけのようす。
通常のヤスリ(木工用、鉄工用)ではヤスリのほうが鈍ってしまうため、「ダイヤモンドヤスリ」を使用します。

▲ヤスリがけ後の状態
☆切断面がきれいに整形されました。

この後は集電スプリングの取り付けを行います。

 

<つづく>

 

 

※商品概要はこちらです。


http://www.greenmax.co.jp/Product_outline/product_outline_GM8461-8462.pdf

※今回紹介した商品は、グリーンマックス製品取扱店にて近日発売開始予定です。

 

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