103系の3色並びを再現してみた

大山のGM本社より、営業企画の片桐がお送りします。

※土・日曜・祝日はグリーンマックス本社および修理係は休業いたしております。
電話でのお問い合わせには応じられませんのでご了承下さい。

9月の新製品発表にて、
JR103系初期車の関西形の塗装済みキット各種を
発表させていただきました。
これのポスターを作るにあたり、あるひとつのアイデアがありました。
それは「3色の並びを再現したい」

元の写真がコチラ。

ミナミの玄関口、天王寺。
関西本線(大和路線)・大阪環状線・阪和線が乗り入れ、
10年ほど前までは何時間いても飽きない、まさに103系の楽園でした。

そんな天王寺駅の地平ホームに、定期運用で
3色の103系が並ぶ時間帯がありました。
工場入場でもイベント列車でもなく。

大阪環状線はその生い立ちから関西線との結びつきが強く、
1973年の関西線奈良~湊町間電化と同時に
赤帯の113系による快速電車の乗り入れが始まります。
奈良発の快速電車は天王寺を出ると
新今宮の手前で環状線に転線し、時計回りに一周、
2度目の天王寺環状線ホームで終点となるのです。
この逆のの字ルートは今日まで続く環状線快速の典型パターンとなりました。

さらに1989年3月、朝夕ラッシュ時に環状線内各駅停車の
環状~関西線直通の快速が登場し、ウグイスの103系
4+4の8連が環状線に、オレンジの貫通8連が関西線に
それぞれ出張する様になりました。
翌年3月から「区間快速」を名乗ることになります。

1990年には新宮夜行の新大阪発着が始まり、
阪和線列車の環状直通の礎となります。
94年に関西空港が開港したことにより関空快速が、
99年には和歌山方面行きの紀州路快速も登場しています。

103系においては2003年10月から2006年3月まで、
土休日の朝に阪和線鳳から環状線直通の区間快速があり、
8両貫通編成が用いられました。
環状線内で見る「 鳳 」の方向幕には独特の味わいがありました。

つまりこの頃の環状線には極めて近い時間帯に
3色の103系が走っており、土休日の早朝の天王寺駅地平ホームにて
到着したスカイブルー、折り返しのウグイス、内回りのオレンジと
3色が並んでいた訳です。

今回、これを再現するために過去の組み立て見本の車番を
一部カッターの刃でこそぎ(傷がつくのでおススメしませんが)、
スカイブルーはもと山手線のクハ103-16、
ウグイスはもと京浜東北線のクモハ103-32、
オレンジは環状生え抜きのクハ103-174に仕立てて
ジオラマに並べてみました。

天王寺・・・? きっと視線を右に移せば青い電車がいっぱいいるのです! 脳内にはMIOパーキングの独特な音程のプルルが鳴り響きます。背後を緑メタのY31セドリックタクシーが駆け下ります。ほらここは天王寺!!

残念ながら本社所蔵のジオラマに両側ホームを再現したものがなく、
あくまで「それらしく」を狙って石垣板やら高架橋レールやらを
組み合わせてみましたが、皆様の目にも天王寺駅に見えますかどうか。

最近は実際の情景をそっくりそのまま再現するのが流行っている様ですが、
こんなちょっとしたアレンジでもけっこう遊べるんじゃない?
というお話でした。

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