動力台車・床下機器セット ~その②~

修理部名野です。

前回からのつづきです。

コアレスモーター動力ユニットと組み合わせる動力台車・床下機器セットのご紹介です。

2回目の今回は、下記の5種です。

他系列の連結運用が多い車両用の部品が多いため、従来製品とコアレスモーター動力製品双方お持ちで、それぞれ連結する場合に重宝します。

<8487>B-03(SS164+SMカバー)
<8488>A-05(TS1026+4583M)
<8489>A-06(FS372+4136AM)
<8490>A-07(SS167+4201BM)
<8491>A-08(TS807+4136AM)

<8487>B-03(SS164+SMカバー)

主に名鉄のVVVFインバータ車に使います。

適合車種としては、2000系ミュースカイ、1600系です。

床下機器「SMカバー」は20m級動力用の長さになっていますので、従来製品で18.5m級動力が組み込まれている2200、1700、3100系に使用する場合は、床下機器パーツの加工が必要です。

また、製品の成型色はライトグレーとなります。3150/3300系や上記の一部製品では成型色が異なるため、そのままでは使用できません。ご注意ください。

同じSS164台車パーツを使用している3500系、3700系、1000/1200系B編成、1800系、1030系、1380系は、動力台車枠パーツのみ使用できます。

動力ユニットは下記の通り組み合わせると、従来製品をコアレスモーター動力化できます。

2000系ミュースカイ・・・<5711>20m級A
2200系・・・<5714>18.5m級
1700系・・・<5714>18.5m級
1600系・・・<5711>20m級A
1000系、1000/1200系B編成・・・<5711>20m級A
1030系、1800系、1380系・・・<5714>18.5m級
3100/3700系、3500系・・・<5714>18.5m級

製品・形式ごと異なりますのでご注意ください。

 

<8488>A-05(TS1026+4583M)

こちらは、小田急3000形の専用品です。

旧動力製品とコアレスモーター動力は、動力性能が大きく異なるため、基本的に連結して走行ができません。

コアレスモーター動力製品同士は、編成内に動力車が2両入っても問題なく走行できますので、従来製品(4000代品番)の3000形と現行品(30000/50000代品番)1000形などを連結する場合に使用するとちょうど良いです。

動力ユニットは20m級A<5711>を組み合わせてください。

 

<8489>A-06(FS372+4136AM)

西武2000系列の製品に使用します。

2000系初期車・新2000系で新旧動力を混結する場合、旧動力製品の差し替えに使えます。

先日発売した新2000系前期形と2000系初期車6両連結、といったこともできるようになります。

上:2000系初期車  下:9000系

9000系も同じ台車部品を使用していますので、床下機器を従来品から移植すれば使用できます。

こちらも20m級車両なので、動力は<5711>を組み合わせます。

 

<8490>A-07(SS167+4201BM)

こちらは、主に東武50000系列用の部品です。

50000型、50050型、50070型、50090型各製品が適合します。

西武30000系も同じ部品を使用していますので、そのまま取り付けできます。

動力は<5711>20m級Aを使います。両形式ともフル編成では8~10両になるため、走行性能を維持させる場合コアレスモーター動力に重りを追加するか、2両組み込んでください。

 

<8491>A-08(TS807+4136AM)

東急系列の車両が使用する部品です。

製品としては、8500系、8090系、8590系の各製品に使用されています。

フル編成では、8~10両になることが多いため、従来品からの換装のほか、補助動力用として使うのにも適しています。

これらの製品も動力は<5711>20m級Aを使います。

まだまだ続きますが、今回はここまで。

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