☆☆☆名鉄EL120形電気機関車の遊び方

 

本社・営業企画部の牛久保です。
グリーンマックスでは、名鉄の最新鋭の電気機関車である名鉄EL120形電気機関車を製品化、精巧なディテールと塗装印刷により実車のイメージをリアルに再現し、新開発の専用動力ユニットによる静かでスムーズな走行を実現しました。おかげさまで発売以来たいへん好評をいただいております。

いままで、M(動力付き)とT(動力無し)の製品を組み合わせた商品展開をしてきましたが、「どのセットを購入すればどのような編成を組めるのか?」という質問がイベントで複数ありましたので、今回は名鉄EL120形電気機関車を含んだ編成例や、「M+Tセット」、「T+Tセット」、「M+Mセット」、「M」単品の使い分けについて紹介します。

 



■商品のセット内容について
※「M」は動力付き、「T」は動力無しを示します。

<30655>名鉄EL120形電気機関車2両(M+T)セット(動力付き)・・・¥15,900―(本体価格)
☆保線作業用の貨車(ホキ、チキ)の牽引や、電車(動力無し)の回送時の牽引の際、2両の名鉄EL120形で挟んで走行(プッシュブル運転)するようすを再現できます。

<30691>名鉄EL120形電気機関車1両(M)単品(動力付き)・・・¥10,200―(本体価格)
☆名鉄EL120形は2両1組で運用される機会が多いのですが、単機で牽引、単機回送を行う場合も
あります。動力無し車両の牽引や、単機運転に最適です。
☆名鉄EL120形の「動力付き」製品としてはもっとも安価な製品となります。

<30692>名鉄EL120形電気機関車2両(T+T)セット(動力無し)・・・¥13,800―(本体価格)
☆電車(動力付き)の回送時の牽引の際、編成の前後にEL120形を連結します。
※名鉄EL120形の動力ユニットと、電車用の動力ユニットでは走行特性が異なるために、動力付き同士で編成を組んで走行させることはお勧めできません。お手持ちの動力付き電車と編成を組む場合には(T+T)セット(動力無し)をご利用ください。

※<30655>、<30691>、<30692>は好評発売中です。
※商品概要はこちらです。

http://www.greenmax.co.jp/Product_outline/product_outline_GM30655.pdf

http://www.greenmax.co.jp/Product_outline/product_outline_GM30691-692.pdf

 

<30743>名鉄EL120形電気機関車2両(M+M)セット(動力付き)・・・¥20,100―(本体価格)
☆製品の名鉄EL120形は1両でも十分な牽引力がありますが、走行させる線路条件(勾配・曲線)が厳しい場合や、実際の編成例以外の模型ならではのオリジナルの編成(長編成のコンテナやタンク車、客車など)牽引させる際に牽引力に余力が欲しい方向けのセットです。
☆1両ずつでも走行できますので、単機牽引の編成×2本を組むこともできます。

※<30743>は2018年7月上旬出荷予定です。
※商品概要はこちらです。

http://www.greenmax.co.jp/Product_outline/product_outline_GM30743.pdf

 

■付属パーツの各種カプラーについて

▲各セットには、写真のような3種類のカプラーが同梱されており。連結する車両にあわせてカプラーを選択することができます。

☆写真左からアーノルドカプラー、ダミーカプラー、ドローバー

▲いずれのカプラーもはめ込み式なので、簡単に取り付け・取り外しできます。

■編成例


▲保線車両(ホキ、チキ)の編成例
※写真のホキ、チキはTOMIX製品です。

・ホキは線路の基盤となる道床部のバラスト(砕石)を運搬する車両です。
・チキはレールなどの長い積み荷を運搬する車両です。
☆写真のように編成の前後をEL120形で挟む「プッシュブル」と呼ばれる運転形態が保線車両の編成としては一般的です。
☆動力車は1両で十分なので、EL120形は(M+T)セットを使用します。
☆写真の貨車はどちらもアーノルドカプラーなので、EL120形の連結器も貨車側をアーノルドカプラーに交換して連結します。


▲電車回送の編成例
☆写真のように回送する電車をEL120形で挟む「プッシュブル」と呼ばれる運転形態としては一般的です。
☆鉄道模型としては牽引する電車が「動力付き」か「動力無し」かで、連結するEL120形のセット内容が変わります。理由としては、名鉄EL120形の動力ユニットと、電車用の動力ユニットでは走行特性が異なるためで、動力付き同士で編成を組んで走行させることはお勧めできません。そこで・・・
①牽引する電車が「動力付き」の場合→EL120形は(Т+T)セットを使用します。
②牽引する電車が「動力無し」の場合→EL120形は(M+T)セットを使用します。

☆写真の電車はグリーンマックス製でドローバーに連結対応するため、電車のセットに同梱されている「ドローバーホルダー付きスカート」に換装し、EL120形の連結器も連結側をドローバーに交換して連結します。

▲EL120形のみでの走行
☆牽引する貨車・電車が無い場合は、EL120形同士が連結して走行する場合があります。
☆この場合にはEL120形は(M+T)セットがお勧めです。
☆もちろん、(M+M)セットでもOKです。

☆EL120形同士を連結させる場合は、付属のアーノルドカプラーに交換して連結します。


▲EL120形単機での回送運転の場合
☆EL120形1両のみでの走行の場合は、EL120形(M)単品がお勧めです。
もちろん、(M+T)や(M+M)セットから「動力付き」を選んでもOKです。


▲EL120形単機での停車・留置の場合
☆走行させないのであれば、(Т+Т)セットや、(M+T)セットから「動力無し」を選びます。

▲単機牽引(  電車が動力付きの場合 )
☆(Т+T)や(M+Т)セットから「動力無し」を選びます。
☆写真の電車はグリーンマックス製でドローバーに連結対応するため、電車のセットに同梱されている「ドローバーホルダー付きスカート」に換装し、EL120形の連結器も連結側をドローバーに交換して連結します。

▲単機牽引( 電車が動力無しの場合  )
☆EL120形(M)単品がお勧めです。
☆もちろん、(M+T)や(M+M)セットから「動力付き」を選んでもOKです。

▲客車牽引/現時点ではEL120形が客車を牽引することはありませんが、時代や鉄道会社の枠を超えて自由な編成を組むのも「鉄道模型」ならではの楽しみ方と言えます。
☆写真のような長編成の客車牽引の場合にはプッシュブル運転ではなく、EL120形2両を重連で連結するとハイパワーのEHクラスの電気機関車に見えるかもしれません。また、赤い電気機関車と茶色・青色の客車という組み合わせは交流電気機関車と旧型客車の組み合わせのようでそれほど違和感がありません。

※写真の客車はグリーンマックス製エコノミーキットシリーズの客車各種です。

☆EL120形は、(M+T)セットでもよいのですが、牽引する車両が長編成だったり、勾配・曲線がきついときなどの牽引力に余裕が欲しいときは(M+M)セットを使用します。

▲スペシャルトレイン牽引/名鉄2000系ミュースカイ(グリーンマックス製品)
☆写真は模型ならでは自由な編成として、名鉄車両の中でもお子さんから絶大な人気がある「名鉄2000系ミュースカイ」を牽引している様子。電車というよりスタイリッシュな客車に見えてくるから不思議です。

☆こちらもEL120形は、(M+T)セットでもよいのですが、牽引する車両が長編成だったり、勾配・曲線がきついときなどの牽引力に余裕が欲しいときは(M+M)セットを使用します。
☆写真の電車はグリーンマックス製でドローバーに連結対応するため、電車のセットに同梱されている「ドローバーホルダー付きスカート」に換装し、EL120形の連結器も連結側をドローバーに交換して連結します。

 

▲製品付属の取扱説明書内の「連結走行について」

 

■ヘッド・テールライトのON/OFFについて

▲車両前後のライトユニットが個別にON/OFFできるようにライトスイッチは2つ設置されています。
写真は動力無しのEL120形

 

 

▲動力付きのEL120形の場合は写真のようにモーターカバーを兼ねたウエイトの奥にあるため。
ウエイト上面に設けられたスリットの奥にライトスイッチがあります。

▲ライトスイッチは取扱説明書にあるようにセット付属の「操作棒」で操作します。

☆各スイッチを適切に設定することで、編成を組んだ際に、編成の先頭または最後尾以外のヘッド・テールライトは実車同様に消灯できます。

 

多彩な運転形態が魅力の名鉄EL120形の編成例や製品の特徴がお分かりいただけたと思います。
ぜひお手元にある貨車や電車と組み合わせた走行をお楽しみください。

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