☆☆☆着色済みエコノミーキットのご紹介

本社・営業企画部の牛久保です。今回は「着色済みエコノミーキット」について紹介します。

2017年の11/末と12/末に新製品情報として発表、予約開始した「着色済みエコノミーキット」ですが、商品についての情報量が少なくストア秋葉原で行ったニューアイテムインフォメーションでも多数の方々より質問をいただきました。そこで改めて商品の特徴や詳細について紹介します。

1.「着色済み」ってどういうこと?
既存のストラクチャー製品でも「着色済み」というシリーズがありますが、この「着色済み」には複数の意味があります。

①成形色替え/
通常のキット製品で使用しているグレー色の樹脂ではなく、実在の建物や車両の色に近い色の樹脂で成形する方法です。全体の基本塗装無しでも実物の雰囲気を手軽に再現できます。

②塗装/
吹付塗装による塗装を施したものです。成形色では再現しづらい「銀色」や、ツヤ消しの色など再現できます。

③印刷/
工業用インクジェットプリンターや、パッド印刷機を使って印刷する方法です。多色のグラデーション表現や精密な表記類の印刷ができます。

▲写真は試作品です。

着色済みエコノミーキットは成形色替え、塗装、印刷を必要に応じて組み合わせた車体キットとなります。

2. 従来のエコノミーキットとの違いは?
最大の違いは、従来のエコノミーキットは「塗装」することが大前提のキットだったのに対して、「着色済みエコノミーキットは、塗装作業無しで組み立てても、実車の配色に近いものになる」という点です。
なお、ベースとなる既存のエコノミーキットの金型を利用するため、基本的な部品構成は同じとなりますが、客車についてはガーランドベンチレーターは、ディテールが優れているパーツを同梱しグレードアップを図っています。
また、従来のエコノミーキットでは一部の客車の床下機器が不足し、別の客車キットのパーツを使用するような指示がありましたが、着色済みエコノミーキットではキットに同梱されているパーツで足りるように床下機器パーツの入り数を調整しています。

3. 従来のエコノミーキットは無くなるの?
既存のエコノミーキットは継続して生産・販売します。着色済みエコノミーキットは、塗装作業ができない方や、塗装作業未経験の方にもキットを組んでいただけるように新たに企画されたシリーズです。

4. 組立に必要な他のパーツは?
「着色済みエコノミーキット」は車体関連と床板、床下機器のパーツが入っています。ほかに組立には以下のパーツが必要です。
①台車
②パンタグラフ(パンタグラフ付きの電車の場合)
③車両マーク(転写式デカール、インレタ)

5. 組立に必要な工具は?
プラモデルの組立に必要な以下の工具があればよいでしょう。
プラスチック用ニッパー、カッターナイフ、デザインナイフ、紙やすり、ピンセット、接着剤(プラ用接着剤、プラ用流し込み接着剤、ゴム系接着剤)、工作マット、ピンバイス+ドリル刃、ステンレス定規(15cm)、金属ヤスリ、転写ペン

6. 組立のコツは?
①各部品のランナー(部品が付いている枠)から切り離した部分を、デザインナイフや紙やすりを使ってきれいに整形します。

②各部品はいきなり接着せず、必ず仮組みをして正しい組み合わせ位置、向きになるか確認します。その際セロハンテープなどで部品同士を組み合わせて様子を見ます。

③問題が無ければ順次プラ用接着剤で接着していきます。
車体側面、妻面(前面、連結面)、屋根を組み合わせて箱状にします。歪みなく組みあがったら各接合部に流し込み接着剤を少量流し込み強固に接着します。
はみ出した接着剤は、接着剤が完全に固まってからデザイナイフや紙やすりで整形して仕上げます。

④屋上機器は車種によって異なります。屋根裏側の凹み穴を組立説明書の指示どうりに穴あけするタイプと、取り付け位置を組立説明書の指示どうりに寸法を測って位置決めして取り付けるタイプがあります。

⑤床板と床下機器の組立は組立説明書の床下配置図を参考にします。目立たない位置に車両形式名と車体の向き(トイレ側、デッキ側、運転室側など)を油性ペンで書きこんでおくと良いでしょう。

⑥窓ガラスは必要な長さにカットして、少量のゴム系接着剤で車体内側に付けます。接着剤がはみ出しても、固まる前であれば爪楊枝の先などで巻き取ることができますので慌てず作業します。

⑦組み立てた車体と、床下機器を組み込んだ床板を少量のゴム系接着剤で組立て、別売の台車を組み込みます。

⑧別売の車両マークの車番や表記類を転写して完成です。
別売の車両ケースに大事に保管しましょう。

※組立の詳細はこちらを参照願います。
http://www.greenmax.co.jp/Kit/GMkits00.shtml

キットの組立に慣れたら、サッシやHゴムなどの色差しにも挑戦してみましょう。

※着色済みエコノミーキット<第2弾>は好評予約受付中です。
キット組立未経験の方にこそ一度組んでいただきたい商品です。

商品詳細はこちらです。
http://www.greenmax.co.jp/Product_outline/product_outline_GM11011-11015.pdf

http://www.greenmax.co.jp/Product_outline/product_outline_GM11016-11020.pdf

 

 

 

 

 

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