【工作】客車キット活用術(再掲)

毎度ご愛読ありがとうございます、営業部の加藤デス。
※本日11/5(日)はグリーンマックス本社および修理係は休業いたしております。
客車キットシリーズの再生産が出荷されました。6日に問屋納品ですので、間もなく店頭に並ぶと思います。

さて、そんなこんなで一気に客車キットが再生産されましたので、なにか面白い形式はないかな…?と考えたところ、昨年の記事を思い出しましたので再掲してみます。

客車キットNo.123 『スハニ61』を活用!


▲『スハニ61』というのは1950年代に造られた合造車で、のちに全車がローカル線向けにオハニ61に改造された形式です。
ところで「スハニ61」として作ろうとすると、年代や運用の都合であまり幅広く楽しめないかもしれません。

そ こ で ・・・

いろいろ調べてみたところ、スハニ61形の転用で『オヤ62』という事業用車の存在が浮かび上がってきました。
しかも窓配置も同じで、ほぼ無加工でオヤ62が作れるということが判りました。
以下完成したキットの作例を中心に説明してみましょう。

▲オヤ62-1。
全4両のみ造られたオヤ62のうち、1と2番車は、スハニ61→オハニ61を経て、1974年にオヤ62として改造された形式。残る11と12番車はそれぞれオハフ41、スハフ42からの改造車で、このキットとはベースが異なります。
この作例では荷物室側の乗降扉を改造してます。 縦方向のリブを真ん中に1本追加しただけですが、わかりますか?


▲反対側。
オヤ62形はその名のとおり、事業用車両を指しますが、主に工臨の作業員宿泊用に使われていたそうです。
このオヤ62-1は国鉄時代の「大阪鉄道管理局・向日町」(大ムコ)所属で、1974~1985までの在籍となって廃車されました。工臨、すなわちレール運搬などでチキ6000とつながって活躍していたようです。牽引機はEF65のF型などなど。なお、車内のカーテンは折り紙で再現。


▲ベンチレーターの配置も原形のまま。だいたいの寸法で取り付けましたが、側面図面を参考に配置しています。


▲車番インレタはズバリがないので、客車用のインレタから1文字ずつ転写して再現。
なお窓配置のうちご覧の箇所はトイレになります。そのためトイレ流し管が床下に配置されます。
トイレ窓はいつものようにt0.5㎜のㇷ゚ラ板で再現。


▲床下機器の配置はこんな感じです。
水タンクはキットの付属品から両端を切り詰めて短くしました。シンプルで特殊な機器がないのも作りやすさのひとつです。
台車はTR11を履いています。
インレタの表記類はBONA製、キシャ製のものから探して使っています。
国鉄時代の西日本の工臨を再現するにはちょうどいいアイテムですね。

今回出荷分のアイテムは下記のとおりです。

《客車キット》
114 オハ35形(丸屋根)2輛編成セット…¥1,800-
115 スハ32形 2輛編成セット…¥1,800-
116 マニ36/37形 2輛編成セット…¥1,800-
120 スハ43形…¥1,000-
121 オハ61形…¥1,000-
122 オハフ61形…¥1,000-
130 スハフ42形…¥1,000-
132 スハ44形…¥1,000-
133 スハフ43形…¥1,000-
134 スロ53形…¥1,000-
140 オユ10形…¥1,000-
141 オユ12形…¥1,000-
142 オユ14形…¥1,200-
143 スユ42形…¥1,000-
《台車》
5001 TR50…¥400-
5002 TR11…¥400-
5003 TR47…¥400-
5004 DT33…¥400-
5006 DT13…¥400-
5009 DT21…¥400-
5024 TR23…¥400-
《車両マーク》
6301 40・42・51・52系(白色)…¥700-
6302 11・70・80系0・300番代(白色)…¥700-
6303 73系・事業用車輛(白色)…¥700-
6310 客車 座席車(白)…¥700-
6311 客車 郵便・荷物車(白)…¥700-
6312 客車 寝台・グリーン(白)…¥700-

※一部の客車キットと国電キットは準備でき次第、出荷のご案内を掲載いたします。

デハ!

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