コアレスモーター動力のメンテナンス

うらかたのひと 名野です。

修理係は只今夏季休業となっています。

夏休み期間で酷使してしまった動力ユニットなど、メンテナンスが何かと必要になる時期ではないでしょうか?
そこで、コアレスモーター動力の簡単なメンテナンス法をご紹介します。

標準的なコアレスモーター動力ユニット

コアレスモーター自体は、構造上劣化する部分が少ないため耐久性が高く、そう滅多なことでは壊れないモーターとなっています。
ですが、ギアやシャフトなどの駆動部は繊細な部品が多いので、こまめなメンテナンスが必須です。
最近動きが悪いな~と思ったら、各部チェックとメンテナンスをしておきましょう。

車輪がキラキラ輝いている内は問題ありません。

まず、チェックするポイントは2つ

①車輪のヨゴレ

②ギア部分の異物等確認

この2点をしっかりしておけば、メンテナンスとしては十分です。

車輪は、レールからの集電箇所なので、ここが汚れていると当然動きが悪くなります。
黒く汚れている場合は、車輪を外して汚れを落としましょう。

台車のカバーを外せば、車輪は簡単に取り出せます。

基本はレールクリーナー等で拭きとりが有効です。
それでも落ちないガンコな汚れは、#2000番くらいのヤスリで磨きます。
ヤスリの目が粗いと、車輪を傷つけてしまうので注意です。

次に、動力台車を分解して、各部ギアのをチェック。

各部の分解時は、小さいパーツの紛失に注意!

ここにホコリが絡んでると、動きが悪くなり、最悪ギアが回らずモーターに負荷がかかり焼き切ってしまう可能性があります。
じゅうたんの上や動物を飼ってる環境での走行をしている場合は、要チェックです。
ギア以外にも、車輪の先端部もよくホコリを巻き込む場所なので忘れずに。

車軸の先端と受け部分にホコリが絡みやすいです。

また、ここにホコリ巻き込みがあった場合は、トレーラー車も必ず見ておきましょう。
同様に絡まっていることがあり、動力が問題なくとも、編成全体の走行性能に影響します。

以上の点をおさえて、こまめにメンテナンスをしていれば、たいていの場合は走行性能を維持できます。

故障かな?と思ったら、まずは試してみてください。

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