変圧柱の作例 ②  完成まで

出荷担当の関根です。

前回 製品内容紹介と小パーツのやすりがけ まで終わりました。

今回 変圧柱の作例  完成までのご紹介です。

変圧柱をプラスチック用ニッパーでランナーから切り出し

突き出しピン跡とパーティングライン(実物には無い細い凸状の線)がありますので

デザインナイフと棒やすりを使って処理しました。

ていねいに作る作例紹介を目指しているので、

実物をイメージしながら全周にあるパーティングラインを

デザインナイフと棒やすりを使ってじっくり時間をかけて処理しています。

変圧柱は2ピース構成です。

上部パーツも同様に処理します。

やすりがけのが済んだ後、古ハブラシにて

けずりカスを取り除きました。

本体を組み合わせます。

まずは接着剤を塗らずに仮組みし、パーツの合いを確認します。

接合部分に 僅かですが抜き勾配がありますので

貼り合わせ部分を 直角・平らに処理して

プラスチック用接着剤を適量塗り

形状のずれに注意しながら強く貼りあわせます。

電柱ですので、特に垂直に気をつけました。

流し込み接着剤を併用するのもおすすめです。

流し込み接着剤で貼り合わせる場合は

パーツの合せ目に 多めに塗布し、その後強く貼り合わせます。

はみ出しは気にせずそのまま乾燥させます。

強く貼り合わせますと、成型樹脂が溶けてパテ代わりになり

隙間が無くなる利点があります。

乾燥後、はみ出した部分をやすりで仕上げた後

再度 黒のスプレーをして本塗装の準備ができました。

トランス・開閉器 実物例

トランス・開閉器は 例として

GMカラーNo,9 ねずみ色1号

GMカラーNo,14 灰色9号

GMカラーNo,41 ブルーC(伊豆急車両他用)

で塗装してみました。

電話箱は

GMカラーNo,9 ねずみ色1号

GMカラーNo,12 黄色5号

で塗装しました。

電柱はコンクリート・トラス・腕金等は金属と設定して、塗り分けてみます。

上写真は

GMカラーNo,14 灰色9号にて金属部分

GMカラーNo,35 ダークグレーにてコンクリート部分

こちらは

GMカラーNo,9 ねずみ色にて金属部分

電柱の色は様々ですので

GMカラーNo,14 灰色9号に

GMカラーNo,19 ベージュA(西武車両他用)を

コンクリートをイメージしながら目見当で混ぜ合わせた塗料で

塗装しました。

ガイシを塗装する為に

GMカラーNo,21 アイボリーA(小田急車両他用)に

クレオス フラットベースを添加して

色差しをゆっくり行いました。

1・ガイシ塗装前

2・塗装後 細かい部分ですが精密感が増しました。

本体側のガイシも同様に色差し

1・塗装前

2・塗装後

各パーツの塗装が済みましたので組み立てます。

はみ出しても、すばやく取り除けは塗装面が傷みませんので

塗装したパーツの組立には

ゴム系接着剤のご使用をお奨めします。

トランス土台に3台を並べて貼り付けます。

ゴム系接着剤がはみ出した場合は妻ようじを使って絡めとります。

トランスを取り付けた土台を本体に接着した後、

ガイシ台の接続部分にゴム系接着剤を付けて

トランスをくぐらせるように ガイシ台を取り付けました。

最後に電話箱を取り付けて完成です。

変圧柱の作例 ③  小加工とまとめに続きます。

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