【再挑戦】クモユ141を作る!①

毎度ご愛読ありがとうございます、営業企画の加藤です。

◆12/27~1/4までグリーンマックスは冬季休業期間ですが、ブログの更新は継続いたします。

ここに4年ぐらい前に切り継ぎ作った「クモユ141」があります。


▲ベースキットはエコノミーキット。まだ工作技術も拙く、今見ると・・・そっと仕舞いたくなる出来です(汗)

最近になってこの作例に改めて再挑戦してみたい!と思い立ちまして、1ヶ月くらい少しずつ工作をしていました。
工作に当たって、コンセプトを定めました。それは・・・

「なるべくGM製品を優先して使うこと!」
※どうにもならないところは自作するかガレージパーツを使用する。極力「安く」仕上げる。

てなもの。
クモユ141はあるところからコンバージョンキット(エッチングキット)が発売中ですが、敢えて使用せずに行きます!
エコノミーキットベースの作例なんで、多少は妥協する点が発生しますけど、工作自体を楽しんでみましょうか。

まずはじめに、クモユ141を作るにあたっての材料調達。


▲No.185 クモハ123のキットを用意。2両セットですが、使うのは可部線のボディと屋根だけあれば十分です。


▲No.161 クモユニ82のボディ側面が必要になります。他の部品は使わないので、必要なところだけグリーンマックス・ザ・ストアで補修パーツとして調達するのもありです。

さて、早速工作開始でっす~♪


▲前面パーツは「No.95-1 国電用前面パーツ」・・・ではありません。たしかにクモユ141の前面が収録されていますが、わざわざ使わなくてもどうにかなるモンです。前面はクモハ123の可部線用から作成します。

手摺とステップはエッチングパーツから再生するので必要ないところはすべてそぎ落とします。
ここでポイントがひとつ。
「ライトリムはキットのモールドを生かす!」

メタルパーツに置き換えなくても十分通用しますよ。


▲ライトは点灯させちゃいます。それはあとで説明しますが、最初の下ごしらえがコレでお解かりいただけますかね。
手摺を植える部分はちゃんと調べて正確な位置に穴を開ける必要があります。エッチングの手摺はEVO103系用に推奨していますBONA製のものを植えます。開口はφ0.35mmのドリルで。ステップはモールドの位置が違うので植え替えます。

オデコのヒケがちょっと気になりますが、パテで修正したほうがいいかもですね。(面倒だったのでそのままにしました)
それと画像がないのでアレですが、裏側から前面窓枠の肉厚をヤスリがけをして薄くしています。なんといっても塩ビガラスを使用するので、あまり不自然に仕上がらないように、ちょっとだけ工夫をしました。


▲ここからが重要な切り継ぎのポイントです。
使用するのはクモハ123の乗務員扉+クモユニ82の側面。採寸は慎重に。
乗務員扉の前方には運転台窓があるのですが、クモユでは不要なので切り落とします。
せっかくの側面昇降用ステップはモールドを生かします。


▲屋根板にボディ全長をあわせて作っていくので、長すぎたり短くならないように注意します。

ここにもポイント。
クモユ141は本来冷房完備の車なので側面は一段下降窓がなく、すべてHゴム支持の窓でなくてはいけないのですが、再現させるにも移植が難点になるので今回も雰囲気だけにとどめて、「タイプ」に仕上げることにしました。完璧を求めるなら例のエッチングキットを使ったほうがいいでしょう。


▲屋根の加工。
クモハ123のものを使いますが、配管がまったく違うのでランボード以外はすべてそぎ落とし、避雷器などの取り付け目安の穴を伸ばしランナーで塞ぎます。配管は真鍮線で再生します。(ここは慣れていないとキツイですよね。アタシも配管植え込みは経験不足ですが・・・)


▲ボディ側面のつなぎ合わせ。
ちゃんと垂直を保っているかを見ながら、セメント系接着剤で接着します。接着剤が少しはみ出る程度にしておくと、あとでパテですき間埋めをしなくて済みます。ステンレス定規は採寸の目安として置いてみました。


▲仮組み!
まだまだ箱になっただけですので、やらなきゃならないことがたくさんあります。

次回に続きます。

デハ!

Comments are closed.