★★★今年リリース商品の総括!

アドバイザーの牛久保です。早いもので今年も残すところあとわずかとなりました。皆さんにとってはどんな1年だったでしょうか? 年末ということで2014年内に発表された新製品情報を見ながら1年間を振り返ってみたいと思います。

※12/27~1/4は年末年始休業日にあたり本社および修理係は休業させていただいております。

▲小田急電鉄おける最大勢力の通勤電車が満を持して完成品として登場!! 実車同様にいろいろな系列車種との併結が楽しめます。シンプルな外観ゆえに模型としての味付けに苦労したようです。

▲関西型のJR103系については年次による違いや更新工事の違いにより多数のバリエーションがあり、GMでも複数の商品がラインナップされています。ここでは形態が異なる車両が混在する特定編成という切り口の商品となっているのが特徴です。

▲近年ではステンレスカーやアレグロブルーの車両も出現している阪神ですが、古くは「赤胴」か「青胴」と呼ばれたツートンの軽快な車両のイメージがありました。ここではそんな懐かしい形・車体色の車種の阪神2000系が発表されました。

▲個性的な車両が多いJR九州の車両の中でも特に独特な形状で知られるJR817系の製品化については各部の詳細なレタリングや多数の別パーツで再現された屋上機器など実車の再現度が高い製品として大変な反響がありました。

▲GM製品の特徴の1つとして、1車種に対して色々な切り口で製品化していくというマニアックな製品展開があります。ここで発表された製品群も「特徴的な“ある”時代」を切り取った秀作といえます。

▲タイムリーに京急の黄色いラッピングトレインの登場です。既に元となる車種を製品化としていたとはいえ、いろいろな条件がクリアーできないと製品化できない昨今においてユーザーの皆さんの強いリクエストに応えられた製品として印象深いものです。

▲JR113系は国鉄を代表する近郊型電車であるばかりでなく、その正面は急行型電車とも共通なデザインであり、広い地域で親しまれてきました。それだけにユーザーの見る目は厳しいものでしたが、試作品発表後の評価は好評でスタッフ一同ほっとした記憶があります。ちなみにこの製品は私が全面監修したと思われている方が多いようですが、実際には簡単なアドバイス程度でした。大部分が企画・設計者が独自に判断して設計されたもので、EVOシリーズで培った設計思想がわかりやすい形で結実した製品ともいえるでしょう。

▲話題のラッピング車2種が発表された月です。「Shibuya hikarie 号」については、もっとも特徴的な渋谷付近の建物が描かれた側面ラッピング部の再現が生命線でしたので、おのずとチェックも厳しくなりました。ラッピング印刷部の精巧さだけでなく、車体前面・屋上部の黄色に対して、わずかに赤味が入るラッピング部の色差にも注目です。「RED LUCKY TRAIN」については室内灯を組み込んだ際に戸袋窓部が透けないように何種類かの塗装、印刷処理を試したうえで良好な方法をチョイスしています。

▲「鉄道軌道の守護神マルタイ」ことマルチプルタイタンパーの登場です。発表時には賛否両論でしたが、実車の詳細紹介、モックアップ展示、動力サンプルのデモ走行、テストショット発表といった積極的なプロモーションを展開した結果、大変な反響と受注を頂きました。地味な事業用車ではありますが、このジャンルにも今後スポットライトが当たり続けることを願います。

▲東武6050系祭り状態(笑)となった月です。みなさんご存知のとおり6050系は更新車と新車によって台車形式が異なり、時代によって外観にも差異が生じた系列です。そういった点でも製品はしっかり作り分けられており、どの製品を購入するか迷うユーザーも多いと思います。そんな方たちへ一言アドバイス、「迷ったら買う!!」が基本です。(笑)

▲近鉄15200系あおぞらⅡの登場です。実車でもベース車両である近鉄12200系スナックカーを既に製品化していますが、カラーリングが違うと新鮮に見えます。この車両で修学旅行や団体旅行する方も今後増えていくのでしょう。ちなみに私の修学旅行時には「旧エースカー」でした。(涙)

▲JR115系2000番台30N体質改善車更新色が発表されました。実車においてベース車両となった国鉄115系2000番台とは戸袋窓寸法部に違いがあります。一方、阪神9300系は試験搭載・運用後に本格的にシングルアームパンタに換装された編成の製品化を発表しました。

今年は、さまざまなラッピング車両や、マルチプルタイタンパーに代表されるように製品の幅が一層広がった年だったような気がします。現在水面下で進んでいる企画も多数ありますので、来年も引き続きGM製品にご期待ください。それではよいお年を・・・!

Comments are closed.