【103系】関西形の“B”とはなんぞや?

毎度ご愛読ありがとうございます、営業企画の加藤です。

再生産の塗装済みキット「JR103系 初期車 関西形B」についてご案内いたしましょう。


▲今は完成品モデルシリーズでも多岐に渡って商品展開している103系の関西形ですが、グリーンマックスから最初に製品化したのは塗装済みキットからでした。中でもこの「初期車」にあたる製品は2011年に製品化したグループです。

103系という大所帯にあって、製品は一体どれがプロトタイプなのかが、ようわからん!なんてこともあるんじゃないかと思いまして、今回はこの「初期車」と「B」について説明しておきましょう。


▲「関西形」というのは、民営化後のJR西日本が独自の改造、または体質改善を施した形態を指します。
その特徴として戸袋窓や妻面窓を埋設し、スカートを取り付け、方向幕窓枠などをそれまでのHゴムから金枠押さえに変更したりなど、原型との違いが見れるようになりました。

では「初期車」というのは?

この画像でもお分かりいただけると思いますが、「クモハ」が含まれていることがひとつの特徴です。両端先頭車がクハの場合もありますが、初期車のグループは「EVO103系」と同じく、低運転台・非ユニットサッシのグループです。後年冷房改造され、シールドビーム2灯に改造されたところまでEVOのプロトタイプと共通ですね。

では「B」の意味は?


▲こちらは品番:1132T/Sでウグイス。
内容はクモハ103+モハ102+サハ103+クハ103

「B」は上記のようにクモハ込みの編成を指します。逆に「A」は両端がクハの4両編成を指します。

ちなみに1132Tは動力付きのセット、1132Sは動力の無いトレーラーのセット(中間車ではなくちゃんと先頭車の入ったセット)です。


▲こちらは品番:1130T/Sでスカイブルー。
編成内容はウグイスと同じです。

キットの特性として車番は車両マークからの選択式。よって車番はお好きなように設定できます。


▲この製品はライトユニットが別売りになります。
特に入れる必要がないなあ・・・という方はともかく、点灯させたい方は品番:6518「ライトユニットR」、それと集電板98-3(20m級用・4両分入)を別途お求めください

ちょいと物入りかもしれませんが、様々なニーズに応えるべく製品に柔軟性を持たせたものがキット、そういった煩わしさを取り払ったのが完成品シリーズという住み分けになったとお考えください。


▲現在の実車は1本ホーンタイプのパンタグラフに変換されているので、現在の姿として作りたい方は別売りのPS16Wパンタグラフもご用意がありますのでご検討ください。※製品に同梱されるパンタグラフはPS16Nです。

さてさて、製品は屋上機器パーツが未塗装なんで、やっぱり塗装していただきたいなあ、と思うのです。


▲これはEVOの画像。でも、乗っているクーラーは同じ成型品です!

塗っていないと分からない本当のディテールの持ち味を、是非塗装して引き出してみてください。

さてさてさて、JR103系初期車関西形B 塗装済みキットはいよいよ11/14に受注締め切りです。
特に小売店様へ、駆け込み注文はお急ぎくださいね。

デハ!

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